Blog 2009年5月
2009.05.31 09:44 AM 投稿:by しりあがり寿

この前、スペイン国立セルバンテス文化センターでシンポジウム?みたいのをやってきました。



小野耕世さんの司会で、スペインの漫画家マックスと、両国のアンダーグラウンド漫画や、ギャグマンガのこととかいろいろお話しました。 
マックスさんはルーツがロバートクラムだったり、ヒッピーだったりと、サーファーっぽいというか、それっぽいカルチャーのカッコイイ人。
で、そんなヨーロッパで大人気のマックスさんは、10年間書きためたものを自分で一冊の本に出版したらしい。
そうかー、そんな話を聞くと、雑誌が弱りつつある日本のアンダーグラウンド(アート?)系マンガの将来もそこらへんに見たりするのでした。
うーん、雑誌に頼らず自分で本出すですか~?キビシイな~。
ボクはエンターティンメントでもアートでもない、カッコよくてオモシロイものを描きたかったけど、いつのまにかエンターティンメント自体がカッコよくなって
結果「オマエ何のためにいるんだ?」的状況になりつつあります。
どないすんねん、オレ?

 

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シンポジウムの後は文化センターの上のレストランでスペイン料理。
スペインの話をいろいろ聞いているうちにどうしても行きたくなって、
館長さんに直訴。
「ボクをバルセロナに呼んでください」
「Please call me バルセロナ!」
でもよく考えたら、これでは
「ボクを”バルセロナちゃん”と呼んでくれ」
ではないか?
でもまぁ、いいか。お料理おいしかったし。

今度また新宿にフラメンコでも見に行こう、オーレ!

2009.05.28 12:23 AM 投稿:by しりあがり寿

学校の授業で神戸に行ってきましたー。



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はりきって高性能?マスク買っていったけど、もう向こうは落ち着いてて、マスクの人はチラホラでした。

新聞とかのニュースでも今は、北朝鮮の核実験とかが主役。さすがインフルエンザ、「話題」の熱もウワーって上がったかと思ったら、もう下がりつつある。

「環境」や「経済危機」や、そして「インフルエンザ」そんな不安の種をまたひとつ飲み込みながら日常は淡々と続いていくんだなー。 北朝鮮が核持ってることも、当然のこととして日常に飲み込まれていく。 

あー、初夏だー、今はいい季節だなー。どこか行きたいなー。

2009.05.24 11:36 AM 投稿:by しりあがり寿

連休にコミティアに行ってきましたー。



青林工藝舎のブースで島田虎之助さんとのトークショーをするためです。

コミケとかは行ったことあるんだけど、コミティアは初めて。
いやー、スゴイにぎわいだよね。

でもって会場のあちこちにアックスの作家さんやら、しまおまほさんや、
みなもとたろうさんや、ササキバラゴウさんや
知ってる人がいっぱいいてワイワイやってて歩いてるだけで面白い。

コドモから大人まで、自分の好きなことで集まってるって楽しそう。

でもってそれを束ねてる中村公彦さんがまたやさしげな視線ビームを会場中に放射してて、
これが会場を暖かくしてる感じ。

トークショーでもちょっと話したんだけど、
商業的でないものの発表の仕方ってのが
昔はアンダーグラウンドのガロみたいな雑誌から
こういうイベント型の販売会、
それとインターネットと、
どんどん多様になってきてる。

それぞれの人や作品がそれぞれに合った発表の仕方を
選んでいく。

いいことなんだろうなー。

でも一方で職業的にマンガを描いていくこととの
線引きはますますあいまいになって、
それは職業マンガ家にとっては楽な時代ではないかもしれないな。

青林工藝舎の手塚能理子さん、
コミティアの中村さん、
お二人ともアンダーグラウンド、同人誌販売会と
発表の場は違うけど、それぞれの場を大切にしてて
カッコイイです。

お二人には神戸の大学に来て
お話してもらうんだーい。

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写真は島田虎之介さんと。

2009.05.24 11:03 AM 投稿:by しりあがり寿

18歳は大人か?



みたいな議論が、選挙権の付与とかをめぐってあーだこーだしてるけど
そもそも大人ってなんなんだろうね。

18歳に選挙権を与えると若者がとりこめる?みたいな政党の人気取りじゃなく、
「大人」って何?みたいな根本的な議論が必要だよねー。

で、すごい議論して
「選挙できる大人ってのはこういう人です。」
っていうのがはっきりしたら

「大人検定」をやればいい。

で、それに合格したら選挙権もらえるようにすればいい。
年齢に関係なく「大人検定」に合格すれば一票がもらえる、みたいな。

いっそのこと検定でとった点数を配分して投票できたらいいのに。
「自分は検定で60点とったから自民に28点、民主に28点、共産に4点」とかね。

でも、一人一票の原則はやっぱり守らなきゃダメかなー。

でもニンテンドーDSとかで「大人検定」が流行して、
みんなの見識が上がれば、
この国の選挙のレベルも上がって結構なことかもしれない。

ボクはその「大検」の理事長になって大もうけしよう。
いやいや、石原壮一郎さんとかがもうやってるかもな(笑)

2009.05.24 10:37 AM 投稿:by しりあがり寿

ブルータスのマンガ特集用に、リレーマンガを描きました。



 

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おおひなたさんと言えば、甘いマスクにシャープなギャグで
短編のいわゆる「ギャグマンガ」の中で今最もアブラがのってる人かもしれない。

でリレーマンガ、思ったより楽しかったなー。

ただ「オモシロければいい」だけじゃなく、
お互い相手に対する配慮や、自分の役どころや、いろんなこと考えながらで、
一言でいえば「くすぐったい作業」だった。

こういうのって、昔からやってはみるけど
まぁ「手慰み」レベルな印象だったのね。
でも、もっとやりこんでくと連歌から俳句が生まれたように、
何か新しいカタチが生まれたりするかも?

例えば勝ち負けがつくような進め方で
お互いが本気で「相手を困らせてやろう」とか思って
描いたらオモシロイかどうかはおいといて
珍しいものができるかもしれない。
マンガの新しいカタチだ(笑)

新しいカタチと言えば
おおひなたさんはギャグマンガ家さんを集めて
大喜利みたいのやってます。

楽しみ!

2009.05.19 06:28 PM 投稿:by しりあがり寿

なんかスリランカの内戦が終わったらしいぞ。



シンハラ人の政府軍が、タミール人の反政府組織を壊滅させて、
四半世紀ぶりに内戦が終わったらしい。
最後の方は国際社会の懸念にも関わらず相手の息の根を止めるような
結構厳しい攻撃をしたみたいだな。
それで、まがりなりにも平和が訪れた。
やっぱり戦争に勝つには、武器やお金だけでなくある程度の「苛酷さ」が必要なのかなー。
チェチェンとかも、相当苛酷なことがあって、今まがりなりにも安定してるのかも。
それは相手に対する苛酷さ、だけでなく自国民の払う犠牲に対する苛酷さでもある。
平和のために苛酷さが必要なんてイヤだね。
アメリカがベトナムやイラク、アフガニスタンで勝てないのは大義や正統性とかでなく
単に「苛酷」さが足りないのかもしれない。
しかし、日本も相当苛酷じゃないなー。
戦争なんかしたら相手が誰でも絶対負けそう。
でもってついでに言えばボクも苛酷さが足りんなー、
特に自分に対して。
イェー、これからはカコクだ。

それにしても直江兼続
戦場で、兜に「愛」ってつけて人を殺すのは
皮肉か?

2009.05.19 12:08 AM 投稿:by しりあがり寿

いよいよインフルエンザが広がりはじめたぞ。こわー



ボクなんか神戸から帰って1週間たってないし、もしかすると潜伏期間かもしれん(笑)

しかし今回は弱毒性ってことで、なんかノンキだけど
これが強毒性になったら大変だろうなー。
例えば感染したら10分の1の確率で死ぬなんてことになったら
みんな外に出なくなるよ。

…そうするとネットだな、やっぱり。

仕事も遊びもみんな人に会わずにネットだ。

どうしたってボクの苦手なネットの社会がくるんだろうな…

あ~濃厚接触がいいのに。


2009.05.18 11:19 PM 投稿:by しりあがり寿

この前、イメージフェスティバルの審査委員やりました。



イメージフォーラムフェスティバルって日本の代表的な実験映画のお祭りなんだけど、
候補作がみんな面白かった。やっぱ映像ってスゴイね。自由自在だ。
中でも大賞とった「ニコトコ島」はCGとかに全然頼らないカンジがよかった。
 しかし作品の良し悪しとそれにつく値段てなんなんだろうね?
ひとつの作品に値段がつくためにはお金を回す仕組みが必要で、その大規模なのが産業ってやつで、映画やらマンガやら、エンターティンメントはけっこう産業になってる。
でもそういうの作り上げるには、ひとつの作品や作家の力じゃ無理で、たくさんの人の力や時代の流れとかいろんな条件が必要になるよなー。
花ひとつ育てるんだって水や日の光や温度やいろいろな条件が必要だもの。
マンガ産業ってこれからどうなるんだろう?
産業を支える条件がいろいろ変わっていく。
その中でボクらどう生きていくか…
イメージフォーラムの代表の富山さんが、
「最後は好きなことやるしかないんだよ」みたいにおっしゃってたのが印象的でした。


2009.05.12 01:05 AM 投稿:by しりあがり寿

ちょっと前になるけど新聞協会のイベントがあって西原さんや、やくさんと話をしてきました。



 

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読者がネットやケータイに流れてく中で新聞も大切だー、って主旨のイベントでした。
確かに新聞も大切だけど、何といっても「たくさんの人が真実を知ることができる」という仕組みそのものが一番大切なんだろうな。
毎日カンタンに情報を得てると「真実を知る」ことのコストを忘れそうになる。
お金や手間暇や時には命のコストさえ払って得られる情報。
このコストをどうやって社会で負担していくかだよね、きっと。
今まで新聞を買ったり、広告を出すことで賄われてきたコスト。
それがどう変わっていくか?
そして、新聞やテレビの一線で取材してる人たちの生活やモラルやプライドやをどう守るか?
メディアの技術がどんなに発達しても、社会の陰や地球の裏からニュースを送ってくるのは人間だものなー。

2009.05.09 07:27 PM 投稿:by しりあがり寿

テレビでキヨシローのお葬式のニュースをやってた。



ずいぶんとたくさんの人が集まったみたいだ。
ボクがRCに一番夢中だったのは80年をまたいだ5年間くらいかなー。
普通のバンドならライブとか一度行けば気がすんじゃうのに
RCだけは野音、学祭、武道館と追っかけた。
ボクだけじゃなかったよ。喜国や祖父江もRCは好きだったよ。
人と一緒に盛り上がるのが苦手なボクたちも、
「雨上がりの夜空に」だけは小さくコブシを上げてたなー。
だからキヨシローが「神」とか「キング」とか呼ばれると逆に自分たちから遠くに連れてかれちゃうみたいで抵抗を覚えたりして(笑)
RCに夢中だった80年と言えばジョンレノンが亡くなった年、
ジョンレノンは「神」でもいいかもなー。
いやいやこちらも、なにより本人が否定しそう。