::: いたち草 :::

第30話
奇妙な兄弟
「そうか、イマサか。オレはいつもカツカレーだ」
われわれはさっそくイマサへ。店内に入るや否や、カウンターにズラ〜ッと並んだ30人くらいの客全員が、食べていたジャーマンカレーを置いていっせいにフリ向いた。
「ああッ、そんなバカな!」
目の前の奇妙な光景に動揺を隠せない刑事。状況が把握デキない私は、刑事に尋ねた……

A.「どーして、全員が洋館のご主人と同じ顔?」

B.「どーして、全員が鼻の穴に福神漬けを?」

C.「どーして、全員がスプーン曲げを?」

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