::: いたち草 :::
第15話
黒スーツの男
「アッハッハ、あるときは松本市出身のキャバクラ嬢、そしてあるときは私立探偵柳家吾郎クンだね」
「シリフキ刑事、名前を知っててくださって光栄です。いや、スミダガワ刑事」
「ほほう、アッハッハ、ウワサ通りの切れ者だ。オレの正体もバレていたってワケか」
と、機嫌をよくした刑事に私は尋ねた。
「刑事もこの事件を追っていたんですか?」
「……実は」
第十六話に続く
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