::: いたち草 :::

第4話
あたらしい依頼主
私は依頼主になるハズだった男の死体を見渡した。死体の手に1本、背中に1本、計2本のいたち草が残されていた。いったい誰がなんのために……。もしやこのいたち草は被害者のダイイングメッセージか、あるいは凶器か……。
そのときシャワーを浴びていた召使の大男が、バスタオルを巻いただけの姿で戻って来て言った。
「そ、そのいたち草はッ!?」
私は尋ねた。

A.「ナニか、心当たりがあるのか?」

B.「いたち、いたち、いたちひろしといえば、石原軍団の……」

C.「ちゃんと耳のうしろまで洗ったか?」

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